2008年06月24日

6月23日。

慰霊の日でした。
毎年、この日は、家族で平和の礎に行きます。

娘は、まだ戦争ということがなんなのか理屈で理解できる年齢ではないので
当然、具体的な戦争の説明はしませんし、話したからとて
それは、今の娘には、ただ恐怖と不安を与えてしまうだけだと思うから。

それでもこの慰霊の日に、なぜここへ足を運ぶかというと・・・

この世の平和を願う人々が、今ここに、これほどたくさんいるということ。
そして、形の見えない多くの御魂に真摯に祈りを捧げる大人達の姿を、親の背中を
しっかり見て刻んでほしいこと。

この子が、何を平和と言い、何を戦争と言うか
まだわからなくてもいい。

どんなことがあろうとも、
私達は、この世の中に、生かされている。

どんな命だって、いらない命はない。
どんな世の中だって、生きる価値がないなんて思わない。

だから、一緒に祈ろう・・・。

世界平和なんて、この世に争いがある限り、そりゃ無理だ!という人がいるかも知れない。

でも、無理だと諦めるより、
この世は不幸だと嘆くより、
ただひと光の輝きを どこまでも信じて祈ること

それは まず1家族から、ちっぽけな足もとの平和から、
全ては繋がり、響きあっていけるはずだと信じて実践すること。

大きなことはできなくてもいい。大きな声をあげなくてもいい。

本当に大事なのは、人の過ちを批判することでも、
責めることでも、戦うことでもないはずだから・・・。

いつか、娘の魂の奥底に、じんわり染み込んでいきますように・・・


・・・なんて思いで
今年も家族で儀式的に平和祈念公園に行きました。

慰霊の日に、幼稚園や学校がお休みであることには、意味があるのだと私は思います。
私達大人も、せわしい足を少し止めて、
子どもと共に、いろいろ感じ、考えたいものですね・・・。


慰霊の日を過ぎても、なお多くの命の犠牲が夏に向かって続いていたと聞きます。
ここ沖縄の島に生かされている私達は、
心して、
日々、生きていこうと思います。

合掌


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この記事へのコメント
小さな頃はこの日が好きではなかったはず。
でも年を重ねるうちそれも意味あるのだろうと思えるようになってきた。
今年は初めて3人の子とおじーおばーと出かけました。

又来年も・・・出かけたいと思うよ
Posted by パパラギ子 at 2008年06月25日 14:17
パパラギ子へ
私も、悲惨な戦争の絵を見たり聞いたりするのが
苦しかった子どもの頃の平和学習を思い出します。
それでも、ヤンバルは、南部に比べて被害は少なかった
方だから、リアリティは薄かったかも・・・。
でも、ここ首里に住んでいると、4月〜5月は特に
ここら辺一帯が激戦だったことを気付かされることが多々あるので
やっぱり心して暮らしていかなくてはならないと思うのです。
今、生かされていることに、改めて感謝です。
そして、子どもたちの未来が明るいものであるために
今できること、足もとから考えたいと思います。
コメント有り難う!
Posted by tingalatingala at 2008年06月25日 20:32
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